塗料にある「親水性塗膜」とはどういう効果? 所沢市
こんにちは!
今回は塗料の特性である「親水性塗膜」についてです。
よく外壁塗装や屋根塗装に用いられる塗料で聞く言葉ですが、
どういう意味があり効果が得られるのでしょうか?
親水性塗膜とはどういう効果?
まずは言葉の意味についてです。
親水性塗膜という名称からも分かるように、実は水と深い関わりがある効果になります。
「親しみの『親』」の字があるように水となじみやすいという意味があり、
塗膜が薄く広がり水の膜をつくってくれるのが「親水性塗膜」なのです。
これにより、塗膜表面に付いた水が玉のような水滴にならずに膜ができますので、
外壁表面についた汚れや垢などが浮き上がり、雨水などで一緒に流れ落ちる効果が得られるのです。
親水性の効果の期間やメリット・デメリットは?
では、外壁塗装に使われる塗料で親水性はどれほどの期間保たれるのでしょうか?
一概には言えませんが、おおよそは塗料の耐候性が持続可能な期間と同じであるということです。
厳密にいつまで親水性が保たれるという保証などはありませんが、塗料の耐候性に関しては、
塗料中の樹脂成分によって変わってきますので、樹脂のグレードで親水性の持続期間も分かります。
そのため、シリコンよりかはフッ素、フッ素よりかは無機の塗料の方が塗膜の親水性も
より長くその効果を発揮し、キレイな美観を維持してくれると言ってよいでしょう。
ちなみに親水性塗膜のメリットとデメリットに関してまとめるとすると・・・
☆メリット
・雨が降ることにより汚れが流れ落ちる
・ホコリや鳥の糞などの汚れ、油などの付着も雨水により落ちる効果が期待できる
・塗料の耐候性と同じ期間、親水性の効果が持続する
☆デメリット
・雨が降ることがないと汚れが落ちない
・雨が降ったとしても雨水が当たらない部分(軒天など)に関しては汚れが落ちない
・もし雨が当たらない、降らない場合には水で洗った方がよい
といったところになります。
デメリットに関しては当然と言えば当然のことですので仕方ないですね。
ただ、近年では雨が非常に多くなっている傾向にありますので、
こうした親水性の塗料を外壁塗装などのリフォームに使ってみてもいいかもしれません。
みなさんもぜひ、親水性の高い塗料を調べて、もしくは業者などに聞いてみて下さい♫