【現地調査】飯能市 劣化した屋根と波板、ひびが入った外壁を確認!
こんにちは!
毎日毎日暑いですが、
ほんの少し、日差しに秋を感じるようになりました。
今年の夏も終わっていくのだな...と思うと、感慨深いです。
ああ、この夏もちゃんと乗り切れてよかった!
皆さまは、どんな夏をお過ごしになったでしょうか?
さて、これから数回にわたって、
飯能市・N様邸のリフォームについてご紹介してまいります。
今回は現地調査の様子です。
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最初に、建物全体の写真です。
そうですね、
やはり、経年劣化を感じさせる佇まいです。
リフォームに好適なお家だな、という印象です。
細かく様子を見ていきましょう!
まずは、既存の屋根です。
高所カメラで撮影した画像です。
遠目からではわからない劣化が確認できます。
塗装の色が褪せ、塗膜が剥げ、
屋根材がもろくなっている様子がわかります。
屋根はお家の雨傘。
雨漏りからお家を守り、耐久性を上げてくれている部材です。
また、強い日差しも防いでくれる、重要な役割を担っています。
早急にリフォームをしたい状態ですね。
雨樋にもゴミが溜まってしまっています。。
掃除もままならない場所ではありますが、
雨水の通り道となる雨樋に不具合が生じると、
雨もりが発生したり、
意外な部分に負荷がかかったりすることがあります。
そして、こんな部分も...
ベランダの屋根の波板(なみいた)が剥がれ、
めくれ上がっています。
波板とは、その名のとおり、
波のような形をしている建材のこと。
形状が波型であることで、強度が増し、
強くて丈夫な素材です。
ですが、軽さのため、風にあおられやすく、
このように、めくれてしまうことがあります。
こういった状態ですと、
風が吹くたび、バタバタと大きな音を立てるなど、
不具合が出てきますので、
こちらも早めに対処したいところです。
次に、外壁です。
各所に、ひびが入っています。
これは、塗膜劣化の代表的な症状です。
ひびが大きくなると、雨漏りの原因となり、
さらに、建物の基礎部分に水が浸入すると、
建物の強度に影響が出たり、
場合によっては、シロアリが発生したりすることもあります。
劣化を証明するかのように、
チョーキング現象、
塗膜が劣化して顔料が分離し、白い粉となって表出する現象ですが、
こちらもはっきりと出現しています。
外壁をリフォームすることで、
塗膜による耐候性を期待したいところです。
年月を重ねると、
どうしても、その劣化を止めることはできません。
劣化は「当然のこと」として、
小まめに気を配り、メンテナンスを心がけていくことが大切です。
それでは、次の記事では、
バイオ高圧洗浄の様子をお伝えします。
次もお楽しみに♪
狭山市 抜群の性能・シルキーG2を使った屋根カバー、換気棟を設置
こんにちは!
リフォーム箇所の洗浄が終了した、A様邸。
すっきりきれいになったところで、
いよいよ今回は、屋根カバー工事です。
足場を組む大掛かりな工事、
どのようなものになるのでしょうか?
前回の記事は、こちらから♪
→狭山市 キノコが生えた外壁コーキング、激しく色褪せたスレート屋根を確認!
→狭山市 リフォームの事始め~ガイソーパワークリーナーでバイオ高圧洗浄♪
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A様邸では、屋根カバー工事を行いますので、
既存の棟板金および貫板、
そして雪止めの金具などを取り除きます。
ずいぶん、すっきりしましたね!
このように拝見すると、
屋根の劣化は、著しく進んでいたようです。
「屋根はおうちの雨傘」というキャッチコピーがありますが、
雨傘でもあり、
日傘でもあるのが、屋根です。
直射日光による紫外線の影響は、多大なもの。
外に出したままの洗濯ばさみなどが、
ボロボロになってしまった経験をお持ちの方も多いと思いますが、
それと同様、
つねに強い日差しにさらされている屋根が、
劣化するのは致し方ないことです。
日頃目にする場所ではないだけに、
年数単位で、チェックしていただくのが良いかもしれません。
少し話がそれましたが、
次に、改質ゴムアスファルトルーフィングを張ります。
カッパ23という、
なんだか可愛らしい名前です。
これを下葺き材として張ることで、屋根の防水性は格段にUPします。
触ってみると、
張りのある、そして柔軟性のあるシート。
このシートで屋根全体を覆います。
屋根により大半の雨水は防ぐのですが、
横なぐりの雨などで、
どうしても屋根の内部に入り込んでしまう雨水があります。
これをしっかりと防いで、
外に排出する働きがあります。
屋根防水の、最後の砦ともいえる部材です。
次に、シルキーG2という屋根材を被せます。
水平のシンプルなデザインが特長のシルキーG2は、
強さ、軽さを兼ね備えた、カバー工法に最適な屋根材です。
ハゼ掛け嵌合方式、という独自の接合方式を採用。
接合部が露出しない美しさと、
豪雨や強風の際も、水が漏れることなく、
バタつきすらしないという抜群の性能を実現しました。
塗膜保証15年、
穴あき保証25年など、保証が充実しているのも魅力です。
その後、
換気棟を設置します。
この屋根てっぺんに開いている穴から、
こもった空気が排出されます。
換気棟が設置されました。
熱のこもった空気は、
上へ上へ移動しますが、その最終地点となるのが、
一番上の屋根裏です。
ここは本当に空気の換気が難しく、
屋根裏が温まっていると、階下にも熱が伝わり、
居住空間の温度が上昇。
暑い日に、ますます不快指数が上がってしまうというわけです。
そこで、換気棟の登場です!
先にあげた空気の性質を利用して、
屋根裏の天井の穴から、
自然に空気を排出します。
屋根裏空間の温度・湿度が下がると、
必然的に、
居住空間も過ごしやすくなる...という仕組みになっています。
換気棟、
小さいけれど、その性能は本物。
現在の住宅にはぜひ設置していただきたい部材の一つです♪
さて、屋根が完成しましたので、
次はコーキング工事です。
どうぞお楽しみに!
狭山市 キノコが生えた外壁コーキング、激しく色褪せたスレート屋根を確認!
- 投稿日:2023年 7月14日
- テーマ:ひび割れ / カビ・苔・藻 / コーキング工事 / シーリング工事 / スレート屋根 / チョーキング現象 / 劣化症状 / 塗膜剥がれ / 屋根 / 現地調査 / 色褪せ / 高所カメラ
こんにちは!
日差しもだんだん強さを増し、
夏らしくなってきました。
クーラーなしではいられない暑い日もありますが、
みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
本日は、狭山市・A様邸のリフォームをご紹介致します。
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まずは、現地調査からです。
全体の様子です。
白を基調とした、シンプルなお家です。
この距離では、
劣化らしい劣化は確認できませんが、
壁に触れてみると...
指先に、白い粉が付着しているのがおわかりでしょうか?
これはチョーキング現象という、
塗膜劣化のサインです。
塗料が劣化することにより、顔料が分離し、
白い粉となって表出します。
塗装してから10年ほど経過すると出現する、この現象。
そろそろ、塗り替えの時期ということですね。
こちらには、コケが...。
日当たりが悪い壁は、
水はけが悪く、このようにコケが生えてしまいます。
この画像では、コーキングにご注目下さい。
コーキングとは、
サイディングボードをつなぐ、ゴム状の部材です。
ボード同士をつなぎ、
地震や強風などの影響による建物の揺れに対して、
柔軟に伸縮することで、
衝撃を和らげ、建物を影響から守ります。
A様邸では、画像の通り、
コーキングが痩せてしまっています。
この「痩せ」も、経年劣化により起こります。
痩せて硬くなり、
コーキングの伸縮性が失われると、
本来の働きを存分に発揮することができません。
そしてここには、思いがけないものが...!
コーキングが痩せて凹み、
その部分に水が溜まっていたのでしょうか。
水と養分を得て、キノコが生えてしまいました。
残念ながら、見た目も良いとは言えませんね。
こちらは、ひび割れています。
このひびから水が侵入することで、
雨漏りや建物内部の腐食につながります。
コーキングの打ち替えが必要です。
次に、屋根をご覧ください。
こちらは、高所カメラで撮影しております。
全体的に色褪せ、剝げが確認できます。
塗膜が劣化している状態ですね。
塗膜が劣化しているということは、
見た目ももちろんですが、
屋根を守る性能が低下しているということですから、
リフォームによって、
防水性や耐久性などの効果を向上させる必要があります。
ベランダの様子です。
全体的に黒っぽく変色しており、
水がたまりやすい端っこには、コケが生えています。
また、横方向に、
床がひび割れている様子も確認できますね。
このひびから、
雨漏りが発生することもありますので、要注意。
修理およびメンテナンスを、早急に行う必要があります。
どうしても、築年数を経ると、
いろいろなところにガタが出てくるもの。
それは、人間も同じですよね。
こまめなチェックとメンテナンスが、
お家を長持ちさせるコツです。
次の記事では、バイオ高圧洗浄の工程を、
ご紹介します!