【現地調査】狭山市 平らな屋根「陸屋根」などの経年劣化を確認!
こんにちは!
めっきり寒くなり、いよいよ冬到来!ですね。
クリスマスのディスプレイが街を彩り、
いつもと違う華やかな雰囲気を楽しめる季節でもあります。
さて、今回リフォームの様子をご紹介するお家は、
狭山市・K様邸です。
K様邸の特徴は、なんといっても「陸屋根」。
「ろくやね」もしくは「りくやね」と呼ばれる屋根ですが、
水平だったり、勾配がほとんどない屋根のことを指します。
一般住宅では、珍しい部類に入る屋根、
どのような工程でリフォームされるのか、楽しみです♪
****************************
それではまず、現地調査からです。
こちらが、K様邸の全体写真です。
屋根が平らだと、
モダンな雰囲気になりますね!
少しピンクがかったベージュの外壁も素敵です。
ですが、ところどころ、
劣化が進んでいる予感...
屋根を上から見てみます。
高所カメラで撮影した画像です。
おお!
上から見ると、まったくの平らではなく、
緩やかな勾配が作られていました。
雨水などを誘導するための工夫ですね。
(このように、雨の通り道を作っておいたりして、
お家の中へ水が入らないようにする仕組みを「雨仕舞」といいます♪)
良く見ると、
土砂が溜まっていたり、
材質が劣化している様子が確認できます。
水が溜まりやすく、劣化しやすい排水溝です。
屋根の角の部分です。
塗膜につやがなく、
剥離や褪色があったら、それは劣化のサインです。
塗装は、美観のためだけでなく、
「耐候性」といって、
紫外線や風雨などの外的刺激から、
建材を守ってくれる役割も、兼ね備えています。
よって、塗膜が劣化していると、
お家の劣化が、どんどん進んでしまうということに。。
K様邸でも、
お部屋の天井に雨漏りがあったようです。
天井の木材に色ムラがありますね。
これは早急な対処が望まれます。
K様邸では、
根本的な解決のため、屋根の葺き替え工事を行うことになりました。
また、下屋根と呼ばれる、
大きな屋根の下に設置される、
外壁から突き出した屋根にも劣化が見られます。
その他、外壁にはクラック(ひび)が多数入り、
付帯部にも経年劣化が。
このような点を鑑みまして、
この度、全面的にリフォームを行うこととなりました。
次の記事では、
高圧洗浄の様子をご紹介します。
【現地調査】入間市 お任せ下さい!経年劣化したアパート、リフォームします♪
- 投稿日:2023年 10月27日
- テーマ:アパート施工 / スレート屋根 / チョーキング現象 / モルタル / 劣化症状 / 外壁 / 屋根 / 庇 / 換気フード / 波板 / 点検 / 現地調査 / 色褪せ / 雨樋 / 高所カメラ
こんにちは♪
この度、数回にわたってご紹介しますのは、
入間市・S様がオーナーの、アパートのリフォームです。
アパートももちろん、老朽化します。
入居者の方に喜んでいただくためにも、
新しく入居者を迎えるためにも、
きれいかつ安全性の高い建物であるのに、越したことはありません。
今まで、個人宅のリフォームを主にご紹介してきました、
このブログ。
集合住宅であるアパートは、どのような工事になるのでしょうか?
わたしも楽しみです♪
**********************
アパートのリフォームも、
まずは、現地調査です。
全体写真から、ご覧下さい。
アットホームな印象のアパートです♪
場所ごとに、細かく見ていきます。
こちらは、屋根です。
まだらに色褪せし、劣化の様子が見受けられます。
色褪せは、
塗膜の耐候性が低下しているサインです。
太陽光の紫外線や雨風などの、様々な外的要因から、
部材を守る性能を「耐候性」と呼びます。
屋根は真っ先に、外的影響を受ける場所ですので、
耐候性の低下は致命的。
リフォームにより、性能を高める必要があります。
雨樋やコーキングも心配です。。
(汚れが溜まっています)
(コーキングが劣化し、剥離・断裂が見られます)
次に、外壁の様子です。
排気口から、油を含んだ空気が排気された影響で、
ベトベトした汚れが付着し、
下へ伝っております。
こちらは、壁に何か衝撃があったのでしょうか。
壁に穴が開き、
塗膜が剥離しています。
このような場所から水が浸入すると、
雨漏りの原因になったり、
建物の基礎部分が腐食したりする原因になります。
また、塗膜そのものの劣化も進んでおり、
触れると白い粉がつく、チョーキング現象も確認できました。
その他に、
自転車置き場の屋根である、波板の劣化が確認できましたので、
こちらも交換することになりました。
たくさんの人が住むアパートは、
場合によっては、個人宅よりも劣化の進行が早く、
その度合いも激しいもの。
せっかくの機会、
しっかりとメンテナンスを行いましょう。
次からは、具体的なリフォームの工程が始まります。
どうぞ、お楽しみに♪
所沢市 お家の耐久性に貢献!劣化したコーキングを打ち直します
こんにちは!
前回に引き続き、
所沢市・K様邸のリフォームをご紹介致します。
今回の工程は、コーキングです。
外壁よりも耐候年数が短いコーキングは、
外壁よりも、早く劣化していきます。
まさに、K様邸でも同じ現象が!
お家の耐久性に影響するコーキング。
リフォームの工程を見ていきましょう♪
今までの記事は、こちらから☆
→【現地調査】所沢市 コケや藻がびっしり生えた屋根、劣化したコーキングを確認!
→所沢市 ガイソーパワークリーナーによる屋根・外壁の高圧洗浄
→所沢市 見違えるような美しさ♪無機塗料による屋根塗装
*************************
ちなみに、既存のコーキングは、
このようになっています。
コーキングが痩せて硬化し、
ひびが入っている様子がわかります。
壁も若干、
チョーキング現象が始まっているようですが、
やはりコーキングの劣化が深刻です。
コーキングの施工方法は、
「打ち替え」と「増し打ち」がありますが、
基本的には、
既存のコーキングを取り除き、
新規に充填し直す「打ち替え」が望ましいです。
まずは、既存のコーキングを除去していきます。
カッターで、両サイドに切れ目を入れ、
するする~っと除去します。
奥に、
青く見えるのは、バックアップ材。
コーキング工事では、
右・左・奥の3点接着しないよう、バックアップ材を仕込み、
コーキング材が奥にくっつかないようにします。
両サイドのみ接着していることで、
建物の揺れに対して柔軟に動くことができ、
結果、建物の耐久性が高まるのです。
次に、周囲に養生テープを貼ります。
コーキングを打つところに、
小さな刷毛でプライマー(下塗り剤)を塗布して...
コーキングを充填。
へらなどで、平らになじませます。
一つ一つの工程はシンプルですが、
この作業を、コーキングを打ち直す場所すべてに施します。
大変な作業ですよね。。
その成果が、こちら!
既存のコーキングが、山のように積みあがっています。
今まで、お疲れ様でした...!
サイディングボードをつなぐコーキングが、
打ち直しにより、しっかりと施工されましたので、
いよいよ次は、外壁塗装です。
次回も、お楽しみに♪