狭山市の方に知っていただきたい!スレート屋根ってどんなもの?メリット・デメリットを解説


こんにちは!
夏至を迎え、暦の上では夏真っ盛りの今日この頃ですが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか?

先日は粘土瓦について詳しくご紹介しましたが、今回は現在多くの家で使用されている「スレート系」の屋根材について解説していきます。スレート系と呼ばれるものには、どんな種類のものがあるのか、それぞれどんなメリット・デメリットがあるのかを見ていきましょう。

スレート系屋根材の種類


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スレート系の屋根材は、一般的に3種類に分けて考えることができます。

◎ 天然スレート
◎ 化粧スレート
◎ 波形スレート

早速、それぞれの特徴とメリット・デメリットを解説していきます。

天然スレートとは?


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※天然スレートに使われる粘板岩(ねんばんがん)

天然スレートというのは、粘板岩という天然の岩を、薄い板状に加工した仕上げたものを指しています。青黒いような艶のある色が特徴で、天然スレートを屋根材に使用すると重厚感のある仕上がりになります。日本ではあまり使われることのない屋根材ですが、東京駅に使用されていることで有名です。

天然スレートのメリット


■ 塗装メンテナンスが不要
天然の岩なので色落ちすることもなく、塗装などのメンテナンスは必要ありません。さらに天然スレートの屋根は耐久性が高く、何百年経っても現存しているものもあります。

■ デザイン性が高い
天然スレートでは、化粧スレートにはない自然素材ならではの風合いを出すことが可能です。東京駅などを見ても、デザイン性が高い屋根材であることがお分かりいただけると思います。また、自然素材なので環境に優しいこともメリットと言えるでしょう。

天然スレートのデメリット


■ 価格が高い
希少性の高い天然素材であることや、加工に技術力が必要になることから、天然スレートは生産数が少なく価格が高くなってしまいます。

■ 重量があり、耐震性に影響が出る
天然スレートは、人工的に作られたものに比べ重量が出てしまうのが特徴。そのため、一般的に天然スレートを使用すると、家自体に負担がかかってしまい、耐震性に影響が出る場合があります。

化粧スレートとは?


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天然スレートは自然の岩を加工して作られたスレートであるのに対し、化粧スレートはセメントに繊維素材を混入して加工した人工のスレートになります。その扱いやすさから、現在最も普及している屋根材と言えます。

化粧スレートのメリット


■ 価格が安い
化粧スレートは価格が安いことが最大のメリットです。スレート本体の価格が安いというわけではないのですが、スレート以外に施工する箇所がほとんどないため、安い価格で施工することができます。なるべくコストを抑えたい方にはオススメの屋根材です。

■ 軽くて耐震性が高い
化粧スレートは、とても軽い屋根材です。粘土瓦と比べるとその重さは半分程度のため、建物にかかる負担が少なくなります。そのため、地震の揺れに強いことも大きなメリットです。

■ 施工できる業者が多い
化粧スレートは日本の戸建ての屋根材として最も普及しており、施工できる業者が多いこともメリットと言えるのではないでしょうか。新築工事だけでなく、リフォームやメンテナンスのことを考えると、施工できる業者が多い屋根材であることは安心につながります。

■ 色やデザインが豊富
カラーバリエーションが豊富なので、外壁などの色に合わせやすくなります。屋根は家の外観を決める重要な部分ですから、色にこだわりたい方には嬉しいポイントです。

化粧スレートのデメリット


■ 塗装のメンテナンスが必要
化粧スレート自体には防水性がないため、塗装によって防水性を高めています。 塗料は太陽の光や雨風などにさらされることで年々はがれていってしまうため、メンテナンスをしないと雨漏りの原因となります。そのため、定期的に塗装のメンテナンスをする必要があるでしょう。

■ ひび割れしやすい
他の屋根材に比べて、ひび割れしやすいことも挙げられます。塗装が剥げて防水性が失われてしまったところに雨が降ると、化粧スレートが水を吸収してしまいます。それが乾燥して、再び水を吸収して・・・という過程を繰り返し、そのうちにひび割れが起きてしまうのです。

■ 雨漏りしやすい
化粧スレートから雨水がしみ込んできたり、ひび割れ部分から雨漏りをしてしまうことがあります。これらはすべて、塗装が剥げたことが原因です。メンテナンスをせずに放置してしまうと、家全体の劣化につながる恐れもあります。

波形スレートとは?


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セメントに繊維素材を混ぜて強化した波板状のスレートのことを指しています。工場や倉庫などに使用されている屋根材で、住宅には使われていません。

波形スレートのメリット

■ 耐久性・耐火性に優れている
耐用年数は25年以上とも言われており、まめなメンテナンスが必要ないほどの耐久性を持っているのが最大のメリットです。ただし、スレートを固定しているボルトなどは金属なので、定期的に点検する必要があります。また、波形スレートは法定不燃材料でもあり、他の材料との組み合わせにもよりますが、各種防火・耐火構造として認定されています。そのため、耐火性にも優れていると言えるでしょう。

■ 遮音性に優れている
厚さは6mmほどですが、外部に漏れる音がとても少ないも特徴です。逆に内部に伝わる音も少なく、雨の日でも静かな環境を作ることができます。

■ 比較的安い
屋根材の中でも比較的安い部類に入ります。その上、耐久性・耐火性・遮音性などの性能も備えているため、使用しやすい屋根材と言えるでしょう。

■ 改修・メンテナンスでの税金面
老朽化したものを同じ波形スレートに葺き替えたりする場合、修繕費扱いの損金処理ができ、節税対策になります。税制面で優遇されているため、改修・補修・メンテナンスもしやすいのではないでしょうか。

波形スレートのデメリット


■ 土埃などで汚れやすい
表面に凹凸があるため、砂埃や土埃で汚れやすいというデメリットがあります。砂埃や土埃が付着しても劣化や腐食することはないので、放置されることも多く、見た目が悪くなっている工場・倉庫も多くあります。

■ アスベストが含まれるものがある
2004年以前の波形スレートにはアスベストが使用されていました。安全性の面から、それ以降に施工されたものには使用されていませんが、古い波形スレートには注意が必要です。

スレート屋根のご相談は・・・



ガイソー所沢店では、無料でお見積もり、ご相談も受け付けております。屋根のリフォームを検討している方、屋根の老朽化が気になる方は、ぜひ一度ご連絡ください。屋根材や施工内容など、ご希望に合うものをご提案させていただきます。

所沢だけでなく、入間市、狭山市、飯能市、川越市などのエリアも対応していますので、お気軽にお問い合わせください!


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狭山市の方に知っていただきたい!粘土瓦ってどんなもの?メリット・デメリットを解説


こんにちは!
すっきりしない天気が続きますが、体調など崩されていませんか?

以前、狭山市、近隣地域の皆様へ屋根材の種類について大まかにご紹介しましたが、今回からはそれぞれの屋根材についてもう少し詳しく解説していこうと思います。具体的にどんな特徴や、メリット・デメリットがあるかを知ることで、きっとご希望に合った屋根材が見つかるはずです。初回は「粘土瓦」について見ていきましょう。

粘土瓦の種類は?


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粘土瓦というのは、粘土を使用した瓦全般を指していますが、その中でも3種類に分けて考えることができます。

■ 陶器瓦(釉薬瓦)
瓦形に成型した粘土に、釉薬(ゆうやく)という薬をかけて焼き上げたものを「陶器瓦」と呼んでいます。その製法から、「釉薬瓦」と呼ばれることも。釉薬は長石、石灰、珪石、灰類、酸化銅や酸化鉄などを調合して作られており、これをコーティングすることで、瓦に色や光沢を出すことができます。見た目だけでなく、耐水性を向上させたり割れにくくするほか、汚れを付きにくくするといった実用性も兼ね備えています。


■ いぶし瓦
瓦形に成型した粘土に、釉薬をかけずにいぶして作ったものを「いぶし瓦」と呼んでいます。瓦の表面に炭素膜が形成されることから、瓦全体が渋い銀色・炭のような色に仕上がります。その味わい深さから、日本建築のお城やお寺などの屋根に使われることが多いのも特徴です。 ただ、表面の炭素膜が剥がれ落ち、年月の経過と共に変色していってしまうため注意が必要です。


■ 素焼き瓦
瓦形に成型した粘土に、釉薬をかけずに焼き上げたものを「素焼き瓦」と呼んでいます。粘土をそのまま焼いているため、全体がオレンジや赤色に近い色味になるのが特徴です。


粘土瓦を使用するメリット


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■ 耐久性に優れている(長く使える)
昔からあるお寺などでも瓦が使用されているように、屋根材の中では最も耐久性に優れていると言えます。瓦自体に大きな衝撃が加わるなどして壊れてしまわない限り、交換する必要もありません。

■ 塗り直しが不要
粘土瓦は、塗装製品ではないので塗り替えをする必要はありません。総合的なメンテナンスコストを考えると安く済むと言えるでしょう。ただし漆喰部分や下地の定期的なメンテナンスは必要です。


■ 遮音性・断熱性に優れている
粘土瓦は厚みや重みがあるため、遮音性や断熱性にも優れている屋根材と言えます。さらに結露も起こりにくく、屋根だけではなく家自体の寿命を長くすることが期待できます。


■ 再利用が簡単にできる
粘土瓦は耐久性に優れていることに加え、1枚ずつバラバラで管理することができます。そのため、瓦自体を簡単に再利用することが可能です。下地などのメンテナンス・修理をしたあとに同じ瓦を葺き直すこともできますし、壊れてしまった部分だけを1枚だけ修理することもあります。


■ 色が豊富
性能的な部分ではありませんが、瓦は使用する釉薬を変えることにより、色やツヤの出し方を変えることもできます。少し意外かもしれませんが、豊富な色から気に入った色を選択できることもメリットのひとつかもしれません。


粘土瓦を使用するデメリット

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■ 価格が高い
粘土瓦は、屋根材の中では価格が高く、他の屋根材を使用するよりも初期コストがかかってしまう点がデメリットと言えます。さらに、施工には専門的な技術が必要であるため、それもコストアップの要因になっています。

■ 重量があるため耐震性が低い
粘土瓦は重いため、家屋への負担が大きく地震に弱いことがデメリットのひとつです。日本は世界的にみても地震が多い国なので、家が揺れることで瓦がずれたり落下してしまうことも。現在では、地震に強い粘土瓦も開発されているので、そういったものも検討してみると良いのではないでしょうか。


■ 葺き替えには向かない
現在スレートや金属瓦が乗っている屋根を、リフォームで粘土瓦に変更するのは、あまりお勧めできません。もとの屋根の設計上、粘土瓦の重量に
対応する作りにはなっていない場合が多いのです。

屋根のリフォームをするなら・・・


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ガイソー所沢店では、無料でお見積もり、ご相談も受け付けております。屋根のリフォームを検討している方、屋根の老朽化が気になる方は、ぜひ一度ご連絡ください。屋根材や施工内容など、ご希望に合うものをご提案させていただきます。

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狭山市<屋根のリフォーム>屋根材の種類は?知っておきたい基礎知識


こんにちは!
道端に咲くアジサイの花が綺麗に見られるようになりました。皆さまはいかがお過ごしですか?

狭山市や近隣地域の皆様から、屋根のリフォーム工事を検討している方から、「屋根にはどんな種類があるの?」とよくご質問をいただきます。そこで今回は、屋根材の種類について大まかにご紹介していきたいと思います。

屋根材の種類は?


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屋根材は大きく分けて、以下の4種類に分けることができます。

◎ 粘土系

◎ スレート系

◎ 金属系


◎ セメント系


早速、それぞれの特徴を見ていきましょう。

1. 粘土系(粘土瓦)


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粘土系とは、一般的に言う「瓦(粘土瓦)」のことを指しており、その名の通り粘土を焼いて作られています。他の屋根材よりも厚みや重みがあるため、遮音性・耐熱性・遮熱性に優れていると言えますが、その重さから耐震性を考慮した工事をする必要があるため、注意が必要です。粘土瓦には釉薬瓦(ゆうやくがわら)・無釉瓦(むゆうがわら)が存在します。

2. スレート系


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現在多くの家で使用されているのが、このスレート系の屋根材です。粘板岩を素材とした「天然スレート」、セメントに繊維素材を混ぜて薄い板状に加工した「化粧スレート」、工場や倉庫などに使用されている「平波スレート」などがあります。スレート系の屋根材は軽量で施工しやすく、耐震性が高いのが最大の特徴です。一方、割れやすかったり、耐久性・耐水性が他の屋根材よりも低いというデメリットもあります。

3. 金属系


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金属系の屋根材は、「ジンカリウム鋼板」「ガルバリウム鋼板」「トタン」「銅板」などの種類があり、中でも「ガルバリウム鋼板」は総合的にみて性能が高く、シェアを伸ばしている屋根材です。軽くて加工が自由にできることが特徴。金属系の屋根材は全体的に耐久性に優れており、防水性が高いことがメリットと言えます。

4. セメント系


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セメント系とは、セメントと砂を原料とした瓦のことを指しており、「プレスセメント瓦(厚形スレート瓦)」と「コンクリート瓦(モニエル瓦)」と呼ばれるものに分けられます。樹脂塗装を施しているため衝撃にも強いことが特徴です。粘土で成形された瓦と比べると安く作ることができますが、塗装が剥がれるとコケなどが発生し、水を吸収しやすくなってしまうため、定期的な塗装が必要です。

屋根材選びに迷ったら・・・


ガイソー所沢店では、無料でお見積もり、ご相談も受け付けております。屋根のリフォームを検討しているけれど、どの屋根材を選べばいいのかわからない・・・とお悩みの方は、ぜひ一度ご連絡ください。豊富な屋根材の中から、ご希望に合うものをご提案させていただきます。

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