棟板金の釘の浮きが起きてしまう原因とは? 飯能市



棟板金 釘 浮き 原因

こんにちは!
本日は棟板金の破損、剥がれなどの原因である「釘の浮き」についてです。
よく業者などにチェックしてもらった時に板金を止める釘が緩んでいると
指摘を受けた方もいらっしゃるかもしれません。
なぜ、しっかり止めたはずの釘が浮いてきて緩んでしまうのでしょうか?

寒暖差によって伸縮するのが金属 板金や釘も例外ではなかった!

棟板金 釘の浮き 寒暖差 収縮

その原因の一つであるのが実は「寒暖差」なんですね。
人間もそうですが寒いと冷えて体が縮こまりますよね。
それと同じように金属も日中は暖かいので膨張します。
逆に夜間は冷えてきますので収縮するという性質があるんですね。

棟板金や釘も金属ですので同様のことが起こってきます。
日中や夏は高温により貫板に打った釘が膨張し浮いてきます。
そして夜や冬になると気温が低下し、膨張した板金が縮むことにより、
緩んだ釘を残したまま元に戻ってしまうことで釘がさらに緩みます。
これを繰り返すことで段々と釘も緩みが進行し、
板金自体も剥がれやすくなってくるんですね。

貫板の劣化も釘の浮きの原因に!

棟板金 釘 浮き 貫板 劣化

さらに釘の浮きの大きな原因としては木製の貫板の劣化が挙げられます。
棟板金部分は雨を防ぐことができないため、雨の影響がそれだけ大きく、
木製である貫板は当然、水分により腐食しやすくなります。
釘を固定してくれる貫板ですから、腐食すればその分釘の固定力が弱まり、
抜けやすくなってしまうという状態になるわけです。
こうなってしまいますと、釘をまた打ち直したとしても貫板が腐食し、
固定力が弱まっているため、また緩んで抜けやすくなることが起こります。

サビや風の影響でも釘は浮きやすくなる?

棟板金 釘の浮き サビ

また、上記2つの要因以外にも釘自体のサビも浮きの原因になります。
鉄は水分を含むことによりサビが発生しますが、サビた釘は膨張することで
釘穴を拡げてしまうことから徐々に緩みが発生、浮いてきてしまうという事態になるのです。

そして強風などの悪天候も釘の固定力に影響を与えます。
棟板金は建物の上部である屋根、その中でも最も高い頂部にあることから、
風圧による影響が最も大きく、釘の浮きをさらに進行させてしまう原因になります。


このような釘の浮きの対策としてはやはり定期的なメンテナンスを行うこと、
また貫板をプラスチック製にするなどの工夫が必要となってきます。

ぜひ、屋根リフォームや外壁リフォーム時にお住いの棟板金、釘の状態も
一緒に確認・メンテナンスをしてみて下さい!

ガイソー所沢店でも無料で屋根調査、見積もりを行っております♫



gaiso.png









入間市 下屋根葺き替え 金属屋根 瓦棒屋根施工


こんにちは!
暑い日が続きますが、体調などいかがでしょうか?

今日は、入間市 屋根葺き替え工事(瓦棒屋根施工)の様子をお伝えします。

20200820iruma000010.jpg

こちらのお宅は、下屋根が、しっかりとルーフィングされていないことで、雨漏りが発生していました。
ルーフィングとは、屋根材の下に防水シートを敷くことですが、これがしっかりとされていないと、雨漏り、さらに痛みや腐食が進んで内部の基盤にまで影響が及び、大掛かりなメンテナンスが必要となってしまいます。



こちらが、既存の下屋根の様子です。

20200820iruma000012.jpg

20200820iruma000011.jpg

20200820iruma000004.jpg

塗料の剥がれや錆び、下地材にも、雨水が浸み込み傷んでいる様子が見られますね。

今回は、既存の野地板の上に重ねる、増し張りで張り直していきます。
腐食が進んでいる場合など、下地の増し張りができないときは、全面撤去後新しい下地に張り替えることになります。



こちらは既存の屋根材を取り除き、野地板が見えている状態です。

20200820iruma000009.jpg




野地板を増し張りしていきます。

20200820iruma000014.jpg

20200820iruma000013.jpg



ここに、防水シートを張っていきます。【ルーフィング】
雨漏りの主な原因はこの防水シートにあります。
もともとしっかりと張られていなかったり、破れてしまったりした箇所から雨水が侵入し、雨漏りが発生します。
屋根工事の中で、とても大事な工程です。

20200820iruma000000.jpg



ルーフィングが終わったら、屋根材を取り付けていきます。
瓦棒の棒となる垂木を取り付けた後、屋根材を張ります。
瓦棒屋根は金属系の屋根材になります。
棟から軒先まで一枚の金属板を使って施工するため、
勾配のあまりない屋根にも施工する事ができます。

20200820iruma000003.jpg

20200820iruma000001.jpg

完成です。きれいによみがえりましたね!!

台風や突然の大雨も多いこの時期、雨漏りから思わぬトラブルにつながらないよう、定期的なメンテナンスをしていきたいですね!
小さな雨漏りでも、屋根の内部に大きな影響が出ている場合もあるので、何か気になるところを見つけたら、ぜひ、ガイソー所沢店まで、お気軽にご相談ください!

gaiso.png

狭山市の方へ知っていただきたい!金属屋根ってどんなもの?メリット・デメリットを解説


こんにちは!
じめじめした日々が続いていますが、いかがお過ごしですか?

先日までに、粘土瓦・スレートの屋根材について詳しくご紹介してきましたが、今回は最近使用されることが増えてきた金属系の屋根材に注目。その種類や特徴、メリット・デメリットについて、ご紹介していきます。

金属屋根の種類


20200628_yanezai_kinzoku01.jpg

金属屋根にはいくつか種類がありますが、主に以下の5種類に分けて考えることができます。

◎ ステンレス
◎ トタン
◎ チタン
◎ 銅板
◎ ガルバリウム鋼板

早速、それぞれの特徴とメリット・デメリットを解説していきます。

ステンレス屋根


20200628_yanezai_kinzoku02.jpg

ステンレス屋根とは、鉄を主成分としてクロムやニッケルを含んだ合金の屋根材のことを指しています。ステンレスは「錆びない」「錆びにくい」という意味の言葉です。

ステンレス屋根のメリット


■ サビに強い
他の金属と比較しても圧倒的にサビに強いことが、ステンレス屋根の最大のメリットです。年月が経つと表面が赤茶色に変色することがありますが、表面がサビているだけで中まで侵食されているわけではありません。潮風の影響を受けやすい海沿いの家にもオススメです。

■ 薄くて軽い
瓦などに比べて、重さは1/3程度しかありません。屋根自体が軽いため、家に負担をかけなくて済みますし、地震の際に倒壊するリスクを減らすことができます。

■ 耐用年数が長い
金属屋根の中ではもっとも耐用年数が長く、50年程度は持つと言われています。メンテナンスは20年に一度くらいなので、ランニングコストは少なくて済むでしょう。

ステンレス屋根のデメリット


■キズに弱い
ステンレスのメリットは薄くて軽いところであるとご紹介しましたが、そのぶん石などが屋根に当たるとすぐに傷がついてしまいます。また、傷の部分から腐食が始まってサビてしまうことも。

■ 費用が高い
ステンレス屋根を使用する場合、ほかの屋根材に比べて費用が高くなる傾向があります。メンテナンスが少なくて済むといっても、初期費用にかかる金額が多いため、注意する必要があるでしょう。

■ 遮音性と断熱性が低い
最近では、遮音性や断熱性を強めたステンレス屋根も出てきていますが、瓦などと比べると雨音などが聞こえやすい素材といえるでしょう。

トタン屋根


20200628_yanezai_kinzoku03.jpg

薄い鋼板に亜鉛をメッキした「トタン板」で作られているのが、トタン屋根です。瓦の屋根よりも安くて施工期間も短く済むことから、大正時代から多くの家屋で使われるようになりました。

トタン屋根のメリット


安くて施工しやすい
材料が安く施工が簡単な性質から、コストを抑えて短期間で完成させることができることがメリットといえます。

■ 軽くて耐震性に優れている
建物の上部が軽ければ軽いほど、地震に対しては強くなると言われています。そのため、素材が軽いトタンは、耐震性に優れているといえるでしょう。

トタン屋根のデメリット

■ 遮熱性・遮音性が低い
トタンは熱を通しやすい素材なので、夏は屋根の表面温度が70度以上にまで上がることがあります。そのため、室内も暑くなりやすいのがデメリットといえるでしょう。また、雨音が室内に響きやすいことも特徴のひとつです。

■ サビやすい
経年劣化によって表面のコーディングがはがれてしまうと、サビが出やすくなります。サビが雨漏りの原因になることも多いため、定期的なメンテナンスが必要です。

チタン屋根


20200628_yanezai_kinzoku04.jpg

さまざまな優れた特徴を持つと言われているチタンですが、近年では歴史的建造物の屋根に多く使用されています。そのため、一般家庭の屋根にはあまり普及していないというのが実情です。

チタン屋根のメリット

■ 耐久性が高い
チタンはとにかく耐久性が高いことが特徴としてあげられます。バネのような特性があり、しなりやすい素材なので、衝撃を受けても割れたり壊れたりすることが少なくなります。

■ 軽い
チタンは金属の中でも特に軽い素材であるといわれています。

チタン屋根のデメリット

■ コストが高い
チタン屋根はその強度の高さから、現場で加工することができません。あらかじめ加工したものを現場に運ぶ必要があり、コストが高くなってしまうのが最大のデメリットです。

銅板屋根


20200628_yanezai_kinzoku05.jpg

銅板は、神社や和風住宅などの屋根に使われることが多い屋根材です。銅の柔らかい性質から加工がしやすいのが特徴です。

銅板屋根のメリット

■ 塗装メンテナンスが不要
銅板の場合には、使用しているうちに銅が酸化することで緑青(ろくしょう)という青緑色のサビが生成されます。この緑青には、内部への腐食を防ぐ効果があって耐久性を高める効果があります。これによって着色しているため、メンテナンスで再塗装を行う必要がありません。

銅板屋根のデメリット

■ コストが高い
銅自体の価格が高いため、コスト面には注意をしなくてはいけません。メンテナンスが少なくて済むとはいえ、初期費用を考えるとよく検討する必要があるでしょう。

ガルバリウム鋼板


20200628_yanezai_kinzoku06.jpg

ガルバリウム鋼板とは、アルミニウム・亜鉛合金メッキ鋼板の屋根材のことを指しています。最近では屋根のリフォームで使用されることが多くなっています。

ガルバリウム鋼板のメリット


■ 軽くて耐震性に優れている
ガルバリウム鋼板の薄さは1~3mmほどであるため、圧倒的に軽い屋根材です。重量が少なく家への負担も少ないので、耐震性に優れているといえるでしょう。

■ 耐久性が高い
亜鉛メッキ鋼板の「犠牲防食機能」とアルミメッキ鋼板の「長期耐久性」を合わせ持っているため、耐久性に優れているのが特徴。酸性雨にも強い屋根材です。潮風にさらされる海岸地域での使用もオススメです。

■バリエーションが豊富
軽くて薄いため葺き方にも多様性を持たせられることと、カラーバリエーションも豊富なこともメリットのひとつです。和風から洋風まで、さまざまな家のスタイルに合わせることができます。

ガルバリウム鋼板のデメリット

■ 初期費用が比較的高め
施工などにかかる初期費用が、ほかの屋根材と比べて若干高めです。ガルバリウム鋼板は、デリケートな建材で、他の金属と接触させるとサビやすくなってしまったり、湿気を逃がす工夫が必要だったりと、施工に注意が必要になるため、コストが高くなりやすい傾向にあります。

■ メンテナンス費用が比較的高め
ガルバリウム鋼板のメンテナンス時期は、10年~20年と言われています。しかし汚れなどが付着しづらい素材で、塗装のりも悪くなってしまうのが特徴。施工方法によっては塗料の定着が甘くなり、数年で剥がれてしまうこともあり、メンテナンスにも比較的費用がかかってしまう屋根材といえるでしょう。

金属屋根のご相談は・・・


ガイソー所沢店では、無料でお見積もり、ご相談も受け付けております。屋根のリフォームを検討している方、屋根の老朽化が気になる方は、ぜひ一度ご連絡ください。屋根材や施工内容など、ご希望に合うものをご提案させていただきます。


所沢だけでなく、入間市、狭山市、飯能市、川越市などのエリアも対応していますので、お気軽にお問い合わせください!

gaiso.png

外壁塗装、屋根リフォームのご相談は無料ご相談窓口へ
  • 所沢の外壁塗装専門店 ガイソー所沢店