リフォームの際には知っておきたい、屋根の野地板とは? 狭山市
こんにちは!
本日は屋根の下地でも重要である「野地板」についてです。
屋根リフォームを行う際に、この野地板の状態によって葺き替えになるか、
それともカバーになるかも変わってきます。
どのような役割があるかも含めて見ていきますので、ぜひご覧ください。
地味だけど重要な野地板の役割とは?
では野地板についてまずはおさらいです。
野地板は写真の様に屋根の下地として使われている木板のことです。
基本的にはこの上に防水シートをまず施工し、その上からメインとなる屋根材
(スレート屋根材、瓦屋根、金属屋根など)を施工していきます。
語源は「野(目には見えない箇所)」の板ということで「野地板」ということらしいです。
この野地板があることで防水シートや屋根材を固定することができ、
さらに雨が降っても雨水の浸入を防ぐことができるんですね。
野地板の種類にはどのようなものがある?
それでは次に野地板の種類についてです。
① 杉板
ひと昔前までは主に杉の木から加工した杉板が使用されていました。
防水シートなどがまだなく、瓦屋根が主流だった頃は屋根下に雨水が侵入しやすかったため、
乾燥しやすい杉の板が使われていたという経緯があります。
現在では合板や防水シートが開発されたため、使用されることは少なくなっています。
② 合板
最近の主流となっている木板素材です。厚さの薄い木の板の繊維の方向を
それぞれ交互に直交、そして複数枚プレスさせて張り合わせた木板です。
この合板が下地に使用されているものを野地合板と言います。
軽量で価格も安いため多くの一般住宅で使用されています。
③ 耐火合板
火災に強い性質のある合板のことです。火災が起きた際30分以上耐えられるという耐火規制を
クリアすることのできたものを指し、防火地域や準防火地域といったエリアにある住宅には、
この耐火合板の施工が義務付けられているところもあります。
野地板は屋根の重要部分!定期的に点検とメンテナンスを!
以上、野地板の役割と種類についてでした。
野地板は他の防水シートや屋根材を支えるベースとなる木材ですので、
劣化を放置してしまうと家全体に影響が出てきてしまいます。
ぜひ、屋根リフォームの際には状態も確認して
長持ちするようにカバーや葺き替えも検討してリフォームを行いましょう。