コロニアルってどんな屋根材?メンテナンスの方法は?②
コロニアルってどんな屋根材?メンテナンスの方法は?②
こんにちは。
今回は、引き続き屋根のお話です。
さっそくですがカバー工法と、葺き替えのメリット・デメリットを見ていきましょう!
【カバー工法のメリット】
1.断熱性UP・・・既存の屋根の上から新しい屋根を被せるので夏の暑さ、冬の寒さを和らげます。
2.費用削減・・・既存屋根の解体・処分費がかからない分、葺き替えに比べて費用を抑えて工事ができます。
3.工事期間短縮・・・屋根の解体がない分、工期を短くすることができるので人件費も抑えられます。
4.耐用年数・・・塗装と比べ、新しい屋根を乗せるため色褪せもしにくく、メンテナンスもラクラク
5.遮音性UP・・・風や雨の音の響きが軽減されるため、お家の中は快適になります。
【カバー工法のデメリット】
1.屋根が少し重くなる・・・実質屋根が2重になりますので、屋根自体の重量が少し増えます。
ただし、コロニアルの上に軽量金属屋根をカバー工法で施工しても約23~26Kg/㎡です。
陶器瓦(日本瓦)の屋根は約60kg/㎡ですので、それに比べると軽量ですね。
2.野地板はそのまま・・・既存コロニアル等の屋根の下にある野地板は交換をしません。
特に結露が起きやすい環境ですと、野地板は劣化しやすいためカバー工法はお勧めできません。
3.産業廃棄物の廃棄を先延ばし・・・アスベスト含有屋根を廃棄する費用を抑えられるとはいえ、いつかは廃棄が必要となります。その廃棄のタイミングを先延ばしにしている状態の為、後に施工金額+撤去費用が倍以上かかってしまいます。
【葺き替えのメリット】
1.耐用年数・・・屋根材、ルーフィングに加え野地板と言われる下地も取り替えますので、お家の寿命が延びます。
2.耐震性・・・軽いとはいえカバー工法は屋根が二重になる為、家の重心は高くなります。重心が高くなってしまうと揺れが大きくなりますので、葺き替えの方が耐震性は高まります。
【葺き替えのデメリット】
1.費用・・・既存の屋根を撤去・廃棄する必要がある為、廃棄料金がプラスされる分費用が高額になってしまいます。
2.工期・・・屋根を撤去して、新しく屋根を葺き替えるためその分工期はカバー工法等に比べて延びてしまいます。そのため、人工も増える為全体的な費用としても上がってしまうのです。
屋根のメンテナンスについてそれぞれのメリット・デメリットをお伝えさせて頂きましたが、
お客様お一人お一人に合ったご対応を、ご相談させてください。
屋根の痛みや雨漏りをそのままにしておくと、塗装どころかカバー工法も出来ない程劣化してしまう事もあり、
葺き替えしか手がない...なんてことも。
せっかくのお客様だけの素敵なおうち、適切なタイミングでしっかりメンテナンスをしてお住まいになりませんか?
以下、ガイソーにてお勧めしている屋根材です。これ以外にもルーガ・オークリッジスーパーなども
取り扱っております。すべてショールームに見本がございますのでお気軽にお立ち寄りください♪
コロニアルってどんな屋根材?メンテナンスの方法は?①
- 投稿日:2018年 9月23日
- テーマ:屋根 紹介
コロニアルってどんな屋根材?メンテナンスの方法は?①
こんにちは。
今回は屋根材で良く耳にする、コロニアルについてご紹介させて頂きます。
また、メンテナンスの方法とそれぞれのメリット・デメリットについてもお伝えさせて頂きますよ♪
コロニアル・・・と言われてパッとどんなものかお分かりでしょうか?
見た目はこんな感じです。
このコロニアル、と言うのはケイミュー株式会社から販売されているスレート瓦の商品名なのですが、流通量が非常に多いため一般的に使われているんです。
新築では一番よく使用されている屋根材で、スレート瓦・化粧スレート・カラーベスト等、色々な呼び方をされています。
スレート瓦と言うと、アスベスト(石綿)は大丈夫なの??
と、心配される方もいらっしゃるかと思います。
実際に平成18年以前に建てられたお家ですと、アスベスト含有のスレート屋根の可能性は十分にあります。
そんな危ないものが屋根に使われているのかと思うと、怖い...と思われるかもしれません。
しかし!逆にセメントでがっちり固められているので飛散する心配も無く、むしろ硬くて頑丈なんです。
実際に築30年以上の屋根で苔が生えていたり、塗装が剥がれていても耐久性が下がっているわけではないので瓦が割れることも雨漏りもなく、屋根としてしっかり機能している事もあります。
ですが、コロニアルに限らず屋根は定期的なメンテナンスが必要です。
メンテナンス方法としては、塗装・カバー工法・葺き替えが主になります。
では、それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう!
【塗装のメリット】
1.美観の回復・・・ガイソーでは、バイオ高圧洗浄を行っており苔や藻などをしっかり落としてから塗装をしますので新築同様の美観が取り戻せます♪
2.屋根の保護・・・表面を塗料により保護するため、劣化の進行を止めて屋根の耐久を伸ばすことができます。
3.遮熱機能・・・塗料によっては、遮熱効果を持つものがあります。塗装をする事により遮熱機能を付加することができます。
ガイソー塗料では、以下の2つがこれに当てはまります。
【塗装のデメリット】
定期的メンテナンスが必要・・・安価でお手軽な代わりに、メンテナンス周期が早く長期間で考えると高くなります。
雨漏りは防げません!!・・・雨漏りが屋根からの場合、屋根材から雨が入り込み下に敷いてあるルーフィング材が損傷している可能性が大。
塗装をしたところで下地が損傷していたら雨漏りは抑えられないのです。。。
少々長くなってしまいましたので、カバー工法と葺き替えについてはまた別にご紹介させて頂きますね。
塗装・カバー工法・葺き替えそれぞれにメリットもデメリットもあります。
お子様の成長等、お客様によっておうちにお金を掛けたいタイミングはまちまちで、正解はありません。
ご相談を頂いたタイミングで一番良い方法を、一緒に考えさせて頂きたいと思っております♪